湯谷の大自然を歩く④―浮石橋
薬師如来石像から宇連川に下りるように進むと、赤い吊り橋が見えて来ます。この橋は、昭和47年(1972)に竣工した浮石橋。橋の中ほどに立って宇連川を見ると、渡瀬橋から見た風景とは大違い。
浮石橋は揺れませんでしたので、吊り橋が苦手な私でも大丈夫。川床は板敷のようだったのですが、あちらこちらに岩が露出。しかも、岩にははっきりとした板状節理が見られます。
ここは、まさに中央構造線の上。ケルンコル(断層鞍部)と呼ばれる浸食谷を流れているのが宇連川。そんなことに感心がないみたいにのんびりと川面に浮かんでいたのは、カルガモでした。
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