台風後、青谷の里山を歩く⑤―キクイモとススキ
青谷の魅力は、自然と人々の暮らしとが共存する静かな里山風景。山と山とに挟まれた谷あいの里山では、キクイモの黄色い花が満開です。
見た目は、ちょっと小さなヒマワリみたいですが、元を正せば北米原産のキク科ヒマワリ属ですから、似ているのは当たり前。戦後の食糧難を乗り切るために栽培が盛んになり、ショウガに似た根が貴重な栄養源として私たちの命を助けて来ました。
ススキだって単なる雑草ではありません。堆肥や飼料にとして利用されて来ただけでなく、茅葺屋根の材料として利用されて来ました。
「秋の七草」のススキ(尾花)は、里山にはなくてはならない植物だったのです。
関連記事