151回目の秋葉山に登る⑮―キジョランとヤマジノホトトギス
さて、土佐坂に差し掛かったところで気になるのは、アサギマダラの食草として知られるキジョランのこと。キジョランはさらに蔓を伸ばし、出来るなら上に伸びて行きたいところでしょうけど、残念ながら辺りを埋め尽くす杉の木に巻き付くのは難しく、仕方なく朽ちて倒れた杉の幹に巻き付いてはいましたが、本意ではなさそうです。
坂の途中で見かけた花はヤマジノホトトギス。「目には青葉 山ほととぎす 初鰹」は初夏の俳句。ここで詠まれている「ほととぎす」は野鳥の名前。ヤマジノホトトギスは秋を代表する花ですから、数が多くはなかったのですが、挨拶をせずに通り過ぎるという選択肢はありません。
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