梅雨入り前の小國神社境内地④―ムカシヤンマ
小國神社境内地に広がる自然は「古代の森」とも呼ばれ、樹齢を重ねた杉やヒノキが緑陰を作っています。ヒノキの幹が赤いのは、檜皮葺き屋根の補修のため、樹皮を剥いだから。ヒノキの皮を剥いでも、内部の層までは傷つけないため木は枯れません。樹皮は10年ほどで回復するため、何度剥いでも大丈夫。小國神社社殿の檜皮葺き屋根は、日本特有の文化資産です。
そんな「古代の森」で出会った黒いトンボはムカシヤンマ。全国24都府県で「絶滅危惧種」の指定を受けている希少種。何せ、原始的な特性を持つトンボですから、そんじょそこらで出会えるトンボではありません。
関連記事