羽ヶ庄のサラサモクレンを訪ねて⑧―日月熊野神社の神楽面

AKG(秋葉観光ガイド)の斉藤さん

2021年04月07日 04:42

 これは、たまたまの偶然。羽ヶ庄(はがしょう)を訪れた時、かつて羽ヶ庄で舞われていた神楽のお面が並べられているのに出会いました。神楽面が納められていたのは、ストックハウスのような建物。羽ヶ庄の2ヶ所に祀られていた日月(にちげつ)神社と熊野神社が合祀されたのは令和元年(2019)のこと。

 浜松市による調査が行われるとの知らせを受け、新たに誕生した日月熊野神(にちげつくまの)社の扉が開けられ、8枚のお面を乾いた布で拭い埃を落としていたのです。

 羽ヶ庄でも執り行われていた霜月まつりで、おそらく「花の舞」と呼ばれていたと思われる湯立神楽が舞われていたのは大正初期までだったとのこと。100年の月日が過ぎ、お面の塗りは剥げ落ちていましたが、今もこうして保存されています。

 私の手元にあるモノクロ写真は、羽ヶ庄で催されていた盆踊りのもの。こんな賑やかな羽ヶ庄はどこに行ってしまったんでしょう?

 【関連記事】羽ヶ庄のサラサモクレンを訪ねて①―桜色のモクレン
 【関連記事】羽ヶ庄のサラサモクレンを訪ねて②―翌日のサラサモクレン
 【関連記事】羽ヶ庄のサラサモクレンを訪ねて③―旧羽ヶ庄分校と思い出のオルガン
 【関連記事】羽ヶ庄のサラサモクレンを訪ねて④―瀬尻の桜
 【関連記事】羽ヶ庄のサラサモクレンを訪ねて⑤―羽ヶ庄は「花ヶ庄」
 【関連記事】羽ヶ庄のサラサモクレンを訪ねて⑥―シデコブシとアカヤシオ
 【関連記事】羽ヶ庄のサラサモクレンを訪ねて⑦―タチツボスミレとノジスミレ
 【関連記事】羽ヶ庄のサラサモクレンを訪ねて⑨―ショウジョウバカマとミカワチャルメルソウ
 【関連記事】羽ヶ庄のサラサモクレンを訪ねて⑩―ニリンソウ
 【関連記事】羽ヶ庄のサラサモクレンを訪ねて⑪―キンキエンゴサク
 【関連記事】羽ヶ庄のサラサモクレンを訪ねて⑫―旧城西小学校跡
 【関連記事】羽ヶ庄のサラサモクレンを訪ねて⑬―ヒゴスミレ

 【関連記事】佐久間神社を訪ねる①―祭神と沿革
 【関連記事】佐久間神社を訪ねる②―山室の八幡神社を合祀
 【関連記事佐久間神社を訪ねる③―神楽面・田楽面・獅子面

 【関連記事】川合の八坂神社を訪ねる①―八坂?八阪?
 【関連記事】川合の八坂神社を訪ねる②―「花の舞」の面
 【関連記事】川合の八坂神社を訪ねる③―神妻神社の榊鬼

関連記事