羽ヶ庄のサラサモクレンを訪ねて⑧―日月熊野神社の神楽面
これは、たまたまの偶然。羽ヶ庄(はがしょう)を訪れた時、かつて羽ヶ庄で舞われていた神楽のお面が並べられているのに出会いました。神楽面が納められていたのは、ストックハウスのような建物。羽ヶ庄の2ヶ所に祀られていた日月(にちげつ)神社と熊野神社が合祀されたのは令和元年(2019)のこと。
浜松市による調査が行われるとの知らせを受け、新たに誕生した日月熊野神(にちげつくまの)社の扉が開けられ、8枚のお面を乾いた布で拭い埃を落としていたのです。
羽ヶ庄でも執り行われていた霜月まつりで、おそらく「花の舞」と呼ばれていたと思われる湯立神楽が舞われていたのは大正初期までだったとのこと。100年の月日が過ぎ、お面の塗りは剥げ落ちていましたが、今もこうして保存されています。
私の手元にあるモノクロ写真は、羽ヶ庄で催されていた盆踊りのもの。こんな賑やかな羽ヶ庄はどこに行ってしまったんでしょう?
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