2021年、ギフチョウに会いに枯山へ⑥―クロモジとアブラチャン
枯山と名付けられた理由は、生育している常緑樹が少ないから。枯山とは言え、夏から秋にかけては緑色に覆われるのですが、そのほとんどが落葉樹。冬に枯れ葉を落とした落葉樹は、今はまだ芽吹きが始まったばかり。全体的には枯れ色の山です。
芽吹きよりも先に花を咲かせ始めていたのは、クスノキ科クロモジ属のクロモジ(左の写真)とアブラチャン(右下の写真)。花としては地味ですが、どちらも仄かに漂う芳香があります。
そして、枯山が緑色に覆われる頃になると、ギフチョウの「春の舞」は見られなくなります。ギフチョウに会いたいと思ったら、今しかありません。
枯山へ行くには渋川からが一般的ですが、私はいつも阿多古川沿いの県道9号を上神沢で左折してアクセスしています。狭い道ですから、対向車とのすれ違いには気をつけてください。
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