2021年、ギフチョウに会いに枯山へ④―ヒメカンアオイ

AKG(秋葉観光ガイド)の斉藤さん

2021年03月21日 04:41

 ギフチョウの食草として知られているのは、地面に這いつくばるようにして育つヒメカンアオイ。ただただ枯山を歩いているだけでは、なかなか見つけられる植物ではありません。

 そんな地味な植物を見つけて卵を産み付けるのが、「春の女神」とも呼ばれるギフチョウ。そして、夏になる前に孵化した幼虫はヒメカンアオイの葉を食べて成長し蛹に。蛹になったギフチョウは、何と10ヶ月もの長い間、蛹期を過ごし、この春を迎えて無事に羽化。早速パートナー探しを始めます。

 1年間だけの短い命。そのほとんどは蛹。私たちが出会えるのは、命が尽きるまでのほんの短い期間だけなのです。

 【関連記事】2021年、ギフチョウに会いに枯山へ①―春の女神
 【関連記事】2021年、ギフチョウに会いに枯山へ②―初見は3月6日
 【関連記事】2021年、ギフチョウに会いに枯山へ③―カタクリとアセビ
 【関連記事】2021年、ギフチョウに会いに枯山へ⑤―ヒオドシチョウとテングチョウ
 【関連記事】2021年、ギフチョウに会いに枯山へ⑥―クロモジとアブラチャン
 【関連記事】2021年、ギフチョウに会いに枯山へ⑦―ミツマタと桃の花

 【関連記事】2017年、枯山のギフチョウ①―春の女神との出会い
 【関連記事】2018年、ギフチョウに会いに枯山へ①―初見
 【関連記事】春の陽射しを浴びる枯山へ①―ギフチョウ
 【関連記事】春の陽射しを浴びる枯山へ③―絶滅危惧II類(VU)
 【関連記事】2019年、春の枯山を歩く①―ギフチョウ
 【関連記事】2019年、春の枯山を歩く②―馬酔木で吸蜜するギフチョウ
 【関連記事】2020年の春が舞う枯山へ①―ギフチョウ

 【関連記事】枯れ葉色の枯山へ⑤―ヒメカンアオイとカタクリ
 【関連記事】2018年、ギフチョウに会いに枯山へ④―ヒメカンアオイの花とカタクリの蕾
 【関連記事】2019年、春の枯山を歩く④―ヒメカンアオイ
 【関連記事】2020年春・枯山&神沢の自然⑥―カタクリの蕾とヒメカンアオイ

関連記事