磐田市上野部の軌道跡を歩く③―境界杭
道路の縁から少し田畑の側に入った場所には、木製の境界杭が残っています。これが、レールが敷かれた軌道と田畑との境界を示す杭。杭はコンクリート製ではなく木製。すべてではありませんが、今も残っている数本の杭は貴重な遺物です。
今では、この道のおかげで自動車も通ることができ、途中には「シルクロード・ミュージアム」もあります。
軌道跡を舗装して出来た道路は、樹林に近づく辺りで少しだけ南東にカーブしていますが、道路から境界杭までの間隔は変わりませんので、真っ直ぐに延びた軌道も奥に迫った辺りで少しだけ曲がっていたようです。そして、その奥が起点となる場所です。
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