彫師・後藤岩五郎作の龍を訪ねて⑦―「後藤岩五郎」の文字
さて、日を改めて笠井観音(観光山福来寺)を再訪。三爪の龍の彫刻の裏側に回り、カメラの角度を変えたり露出を調節したりして何コマかの写真を撮ってみました。
すると、その中の数枚で、赤い○印の箇所にある木札に刻まれた「彫工 後藤岩五郎」の文字を読み取ることができました。(*写真をクリックすると拡大して文字が読みやすくなります)
これで、細江の金地院と笠井観音の向拝虹梁の龍が、江戸時代末に東都(江戸・東京)で生まれては浜松に移住し、幕末から明治時代にかけて活躍した寺社彫刻の彫工・後藤岩五郎の作と確認することができました。
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