水窪の常光寺山に登る①―布滝と赤石
梅雨の晴れ間となった6月29日、水窪の常光寺山に登ってきました。「出かけよう!北遠へ」と声を挙げ、北遠の隅から隅まで歩いているように思われるかも知れませんが、実は常光寺山には登ったことがなかったのです。
先ずは、水窪から県道389号水窪森線を走って山住へと向います。「夏至が過ぎた天竜スーパー林道」で出かけた時には、県道工事のため布滝で車を止めることができませんでした。そのため、今回は少し行き過ぎたところに車を止めて、布滝の前まで戻り、すっかり濃くなった緑の向こうに流れ落ちる白い布を眺めました。
布滝の水が流れるのは水窪河内川。屏風のような岸壁に挟まれた水窪河内川は切通し峡と呼ばれ、岩壁にも、川底にも赤石チャートの露出が見られます。そうです。水窪から春野へと続く北遠の山並みは、赤石山脈の末端に位置しているのです。
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