2020年初夏、新宮池から春埜山へ⑰―「二本杉」と高野槙
「春埜山」については、奥の院である山住神社の里宮であったという説もあります。その山住神社の御神木とされているのが、「新・浜松の自然100選」にも選ばれている「山住神社の杉」。「山住神社の杉」の推定樹齢も「春埜杉」と同じ1300年。ともに、元を正せば神仏混淆の山岳信仰だったはずですが、今ではあちらは神社ですから、行基開山とは言えないでしょうけど、推定樹齢の根拠には、やはり行基の影がちらつきます。
実は、「春埜山」にも二本杉があります。それは、境内の東端。ちょっと分かりにくいのですが、根元から別れた二本杉。あるいは、2本が1本になった合体木なのかも知れません。
そして、境内には悠仁親王のお印、高野槇(コウヤマキ)も。「春埜杉」を訪ねた時には、「二本杉」と高野槇にも注目してください!
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