大井川の蓬莱橋を渡る⑪―伊佐新次郎の「龍」と植木の「龍」
牧之原の開拓を成し遂げた中條金之助景昭を支えた重要人物の一人が伊左新次郎(岑満=みねみつ)。下田奉行所組頭として、アメリカの初代領事ハリスに「唐人お吉」を奉公させた人物としても知られていますが、幕末の三舟といわれた勝海舟、山岡鉄舟、高橋泥舟の書の師でもあり、私たちには馴染みの深い金原明善に書を教えたのも伊佐新次郎だったとのこと。
中條金之助景昭之像の脇には伊佐新次郎が書いた「龍」の一字を彫った石がありました。そして、その隣りには、「龍」の姿に作られた植木も。
「龍」の植木は、伊佐新次郎が書いた「龍」に因んで刈り込まれたものに違いないと思います。
関連記事