掛川の旧東海道を歩く⑬―「垂木川」を渡る
さらに西へ西へと進むと、「善光寺橋」に出ました。私が歩いたのは、「善光寺橋」の横に平行して架けられた「善光寺歩道橋」。「善光寺橋」「善光寺歩道橋」で渡る川は逆川の支流の「垂木川」。「垂木」の名の由来については「枝の垂れた松の古木にちなむという(掛川誌稿)」(「角川日本地名大辞典22静岡県」より)とのこと。
確かに、ここは旧東海道。「垂木川」の手前(東側)には、かつての松並木と思われる数本の松が残っていましたので、「垂木」と名付けられた時代には、「枝の垂れた松の古木」が残っていたのでしょう。
そして、ここは掛川市岡津。「
掛川の旧東海道を歩く⑪」で紹介したように、「岡津」の名は「高地に立地することに由来するという(掛川誌稿)」(「角川日本地名大辞典22静岡県」より)。掛川市には202の自治区と81の小区があり、その多くはもちろん地形や歴史に由来する名前。それにしても、知れば知るほど興味が深かまる掛川の地名です。
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