雨が上がった!青谷を歩け!⑤―キボシカミキリとラミーカミキリ
ミカン農家で生まれ育った私の子供の頃の思い出です。それは、ミカンの害虫であるゴマダラカミキリを捕まえて、農協に持って行くと買い上げてもらえました。いくらだったかは忘れてしまいましたが、触覚を捻って頭部を引きちぎったことは覚えています。
この日、青谷(あおや)で出会ったカミキリムシの仲間は、ゴマダラカミキリではなくてキボシカミキリ。子供の頃に出会った思い出はありませんが、ゴマダラカミキリは斑点が白で、キボシカミキリは黄色。触覚が長いのが印象的です。
ベストを着たおじさんみたいな模様のカミキリムシの仲間はラミーカミキリ。ちょっとおしゃれな「ラミー」とは、明治時代に繊維植物として移入し、栽培されるようになったナンバンカラムシ(ラミー)に由来する名前。つまり、元を正せば外来種です。
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