初夏の自然を訪ねて富幕山へ③―ニガナとハナニガナ
富幕山(とんまくやま)に咲いていた黄色いキク科の花は、ニガナ(右の写真)とハナニガナ(左下の写真)です。分かりやすい違いは、舌状花の数。舌状花の数が5枚なのがニガナで、8枚以上あればハナニガナ。隣り合って咲いていましたが、舌状花の数が5枚と8枚でしたので、ニガナとハナニガナと判断しました。
しかし、ニガナとハナニガナの関係は複雑。そもそも、ハナニガナの変種とされているのはシロバナハナニガナで、黄色い花のハナニガナはシロバナハナニガナの変種とされています。はて?
近くに咲いていたブタナもよく似ていますが、ブタナはヨーロッパ原産の外来種。自然の宝庫の富幕山にもブタナがたくさん咲いていました。
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