豊川稲荷で干支「辰」探し②―青銅大燈籠の「龍」
豊川稲荷の総門前や参道脇に、青銅製の大きな燈籠が数本建てられています。そこに施されている装飾は、もちろん波打つ水の造形が目立つのですが、竿部には雨を呼ぶ「龍」の彫刻が施されています。
そもそも、豊川稲荷は妙嚴寺の鎮守社。商売繁盛の神様として知られていますが、かつては「稲が生る⇒いなり(稲荷)」として、稲作・農業の神様として信仰を集めていたのです。豊作をもたらすには、雨は欠かせません。もちろん、火災を防ぐ願いもあり、そんな雨への信仰が具象化したのが雨を呼ぶ「龍」。
私が子供だった頃、実家の近くではキツネは普通に見かけたのですが、近頃、タヌキを見ることはあっても、キツネを見かけることはほとんどありません。これも、地域の都市化による自然環境の変化によるのか?地球温暖化によるのか?
このままでは、キツネは伝説上の動物となってしまうのかも知れません。
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