4月の竜洋海岸の自然⑤―痩せた砂浜とコウボウムギ
諏訪湖に源を発して流れ下って来た天竜川が、太平洋に注ぐのが竜洋海岸。途中、佐久間ダム、秋葉ダム、船明ダムが水の流れをコントロールしている影響もあり、晴天下の水量はかなり少なく、河口は長く伸びた砂洲に塞がれているかのよう。また、天竜川による土砂の供給が減少した影響もあり、海岸は瘦せ細っています。
砂浜にはハマエンドウやハマヒルガオの花は咲いていましたが、ハマヒルガオやハマニガナなどの花はまだ見られず、多く見られたのはコウボウムギ。名前に「麦」と付けられてはいますが、コウボウムギはカヤツリグサ科。乾燥した砂浜にも海から吹く強風にも負けず、元気に育っています。
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