台風後、青谷の里山を歩く③―シロバナサクラタデ
「青谷不動の滝」から上、里山には以前は田んぼが広がっていたのですが、近頃ではほとんどが雑草が生い茂る耕作放棄水田。そんな水田跡にはシロバナサクラタデが茂り、今が花の時季ですから、「青田」というよりも「白田」です。
元を遡れば、石灰岩地帯の地層からなる青谷は、稲作には不敵な土質。そんな青谷でも稲作を始めるため、天竜川左岸の旧豊岡村付近から土を運んだのだと聞いたことがありました。
そこまで苦労して造り上げた青谷の田んぼが、今ではシロバナサクラタデが茂る水田跡になってしまいました。
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