旧豊田郡敷地村に佇む道標①―「右 敷地 見付 中泉」
「
旧磐田郡豊岡村万瀬を歩く④」で紹介した磐田市虫生(むしゅう)の落合下橋の近くにある道標。「右 光明山 秋葉山」の文字は紹介させていただきましたが、それは石柱西側の一面だけ。今回は、それ以外の面に刻まれている文字を改めて確認して来ましたので、紹介させていただきます。
「右 光明山 秋葉山」の文字の反対側、つまり東側に刻まれているのは「右 敷地 見付 中泉」「左 一宮 森町」。「一宮」とは小國神社のことです。そして、「右 敷地 見付 中泉」「左 一宮 森町」の上には「御慶典紀念」の文字も。
そして、北側には「大正十三年五月立之 敷地村虫生」とありましたので、「御慶典紀念」とは大正13年(1924)、東宮殿下、のちの昭和天皇のご成婚の年、そのお祝の意味を込めて建てられたものと分かりました。
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