地域づくりの参考に!「みんなと倶楽部」研修会④―「カネボシ」の屋号と金原明善
浜松市天竜区横山町の集落にある旧青山家の敷地面積は2300坪(7600㎡)と広く、屋号は「┐●」。「カネボシ」です。
元々、「┐」は大工が使う曲尺の形。「┐」の形に曲がってはいても、いざとなれば真っ直ぐに伸びる縁起の好い道具と考えられ、木を扱う青山家の商売だけでなく、商売相手にとってもの健やかな伸びを感じる屋号は嬉しかったはずです。
庭には応接に使われたと思われる蔵造りの建物も。蔵造りとは言え、部屋には西洋風の上げ下げ窓も設けられ、どんな大工が造ったものか気になるところ。
ここには、天竜川の治水事業、北遠の植林事業などに活躍し「天竜林業の父」とも呼ばれる金原明善がたびたび宿泊したとのこと。
部屋には、明善の写真が飾られ、床の間には明善が書いた縁起の好い「鶴亀」の掛け軸が掛けられていました。
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