1年ぶりの開催、津倉家見学会⑥―文化財の襖絵
掛塚の旧廻船問屋・津倉家の中で、磐田市の文化財とされているのは、座敷を仕切る4枚の襖の裏表に描かれた福田半香と平井顕斎の山水画。福田半香と平井顕斎は、共に渡辺崋山の弟子で崋山十哲に数えられる画人です。
しかし、築後130年が過ぎた旧津倉家の襖絵は傷みが進み、福田半香と平井顕斎の山水画は保存のためにやむなく絵を剥がして巻物にする作業が行われていました。そして、今回、その巻物が襖が外された座敷に吊るされ、今回初めて披露されました。
絵を剥がされた襖は、今後、複製された絵に張り替えられ、元の位置に戻される予定。その時には、また見学会を開きたいと思いますので、楽しみにしていてください!
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