楽しく歩いて、掛塚を知ろう⑦―林家の石塀と蔵
次の立ち寄りは、稲勝家の前を通って「平野又十郎生家」へ。「ねえ、ねえ、平野又十郎って知ってる?」と磐田市歴史文書館の笹竹さんが呼びかけたのですが、竜洋西小6年3組の児童の反応はなし。「じゃあ、平野繁太郎だったら知ってる?」。もちろん、無反応。「静岡銀行は知ってるよね」と聞いたところで、ようやく頷く児童たち。
平野又十郎は遠州銀行を創業し、その子、平野繁太郎は静岡銀行の頭取を務めた人。その平野又十郎が生まれたのが、掛塚の廻船問屋の林家だったのです。
そんな歴史を持つ林家で見てほしいのは、美しい伊豆石の塀。屋敷は取り壊され、現在残されているのは漆喰の土蔵だけですが、「掛塚まつりの御神輿はここを通るから、知ってるよね?」と笹竹さん。
私は、石積みの高さが天竜川の洪水対策だったことを説明させていただきました。
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