秋が近づいた敷地里山公園①―花オクラ

AKG(秋葉観光ガイド)の斉藤さん

2020年09月01日 04:11

 8月31日に出かけたのは磐田市敷地、旧豊岡東小学校跡に隣接する敷地里山公園。地元のボランティアさんたちによって除草などの管理整備の作業が行われ、いつ訪れても季節の里山の自然が楽しめる環境が維持されています。

 私が訪れた時、ちょうど草刈り作業のボランティアさんと朝の挨拶。「今、何が咲いてますか?」と尋ねたところ、「そうだね。花オクラが見頃かな?」との返事。なるほど、オクラに似た淡い黄色の大きな花が咲いていました。

 花オクラの正式な名前はトロロアオイ。花が終わった後に出来る実は固くて食べられないそうですが、大きな花弁が食用になるとのこと。「酢の物にすると美味しいよ。持ってく?」と聞かれましたが、「いやいや、やめておきます」と辞退。

 独特な粘りがあるのはオクラと同じで、主に根から採取した粘液は、手漉和紙づくりの時の「ネリ」として使われて来ましたので、トロロアオイはかつての集落近くにあった里山を再現した公園にふさわしい植物と言えると思います。

 【関連記事】秋が近づいた敷地里山公園②―彼岸花と檜扇
 【関連記事】秋が近づいた敷地里山公園③―ミソハギとダイミョウセセリ
 【関連記事】秋が近づいた敷地里山公園④―ミソハギとイチモンジセセリ
 【関連記事】秋が近づいた敷地里山公園⑤―サルスベリ
 【関連記事】秋が近づいた敷地里山公園⑥―サワオトギリとヒメオトギリ
 【関連記事】秋が近づいた敷地里山公園⑦―立石柿
 
【関連記事】秋が近づいた敷地里山公園⑧―コミカンソウとナガエコミカンソウ
 【関連記事】秋が近づいた敷地里山公園⑨―ゴマノハグサ科の仲間
 【関連記事】秋が近づいた敷地里山公園⑩―縞模様のカラスウリ
 【関連記事】秋が近づいた敷地里山公園⑪―シロバナキツネノマゴとヒメウラナミジャノメ
 【関連記事】秋が近づいた敷地里山公園⑫―フタバムグラ

 【関連記事】敷地里山公園で花桃の返り咲き
 【関連記事】敷地里山公園で咲く春の花①―ハハコグサ
 【関連記事】敷地里山公園で咲く春の花②―アメリカフウロとイヌノフグリ
 【関連記事】敷地里山公園で咲く春の花③―ミドリハコベとノミノフスマ
 【関連記事】敷地里山公園で咲く春の花④―白花キツネノマゴとムラサキサギゴケ

関連記事