夏を迎えた小國神社境内地の自然⑥―立ち上がるムラサキサギゴケとナガエコナスビ

AKG(秋葉観光ガイド)の斉藤さん

2020年05月22日 05:02

 よく似たゴマノハグサ科のトキワハゼとムラサキサギゴケの見分けは、ランナーを出して地を這うように広がるのがムラサキサギゴケで、立ち上げって花を咲かせるのがトキワハゼだと思い込んでいると、たまにこんな裏切りに遭うことがあります。

 小國神社境内地で咲いていたムラサキサギゴケは立ち上がるように茎を伸ばしていましたが、花の大きさや切れ込みの特徴から間違いなくムラサキサギゴケです。

コナスビ

ナガエコナスビ


 そして、黄色い花を咲かせているコナスビも茎を立ち上げていました。これもたまたまのことと思ったのですが、実は茎が立ち上がるコナスビをナガエコナスビと分けることがあるようです。

 花の大きさや形はまったく同じですが、花柄も少し長かったみたい。普通のコナスビと写真を並べてみましたが、同じようにしか見えませんね?

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