大井川の蓬莱橋を渡る⑧―初夏の花
蓬莱橋を渡った私たちは、「中條金之助景昭(ちゅうじょうきんのすけかげあき)之像」が建てられ、牧之原の茶園風景が見張らせる高台まで歩くことにしました。
近道を選択した私たちが歩くのは、初夏の花が咲く山道。すでに、水彩絵の具で描いたようなコアジサイの淡い青色の花が咲き始めていました。コアジサイの花の付き方はアジサイの仲間らしく、枝先に散房花序となるのですが、装飾花が見られず、突き出した雄蕊ばかりが目立っています。
鋭く長い棘がある枝に咲いている白い花はアリドオシ。アリドオシの棘は、あの小さな蟻でさえ刺し通すというのが「蟻通し」の名前の由来。春に白い花を咲かせ、秋に縁起の好い赤い実をつけます。
白に紅色の筋が入ったハナミョウガの花も咲き始めています。紅白ですからキレイと言えばキレイなんですが、近づいて見るとどこか不気味な雰囲気を漂わせているような・・・。
これらの花は、いずれも秋葉山でお馴染みの初夏を告げる花。AKG(秋葉観光ガイド)の私にとっては、お馴染みの見慣れた花です。
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