「しんしろまちなか」寺社巡り⑤―橋向の常夜燈と橋向厳島神社
「浄泉寺」南の道路、国道301号を西に進むと、榊原幽玄によって幽玄川に架けられたと伝わる「幽玄橋」があり、橋の向こうが橋向(はしむこう)と呼ばれる町。そこに建てられていたのが神明型の秋葉山常夜燈・・・
・・・だったのですが、現在は、石積みの基壇と台石のみが残され、「秋葉山」の文字が刻まれた竿部から上はばらされて展示されていました。「文化四年」の文字が刻まれていましたので、西暦1806年の建立です。
さらに言えば、ここには常夜燈だけではなく、秋葉神社があったとも言われています。
もう少し西へと歩みを進めると、「厳嶋神社」と刻まれた石鳥居が。ここにも「秋葉山」と刻まれた常夜燈があり、「文化三」の文字が読み取れましたので、橋向の常夜燈よりも1年古い西暦1805年の建立。
現在はどちらも「新城市橋向」ですが、厳島神社の石鳥居には「間之町」の文字も見られましたので、かつては字(あざ・集落)が分けられていたのかも知れません。
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