霊山・石巻山を見上げる③―三ツ口池
東頭神社(とずじんじゃ)からもう少し東に進むと、そこにある大きな池が石巻山(いしまきさん)に登った時、山頂から見下ろした、あの三ツ口池。私がいるのは三ツ口池の南側。池の向こうに見える山が石巻山。手前に見える山も三角形ですが、その後ろ側の山頂に見える石灰岩の巨石が、石巻山の山頂の目印。
現地に建てられていた「三ツ口池のご案内」によれば・・・
三ツ口池の概要
三ツ口池は、豊橋市石巻町地内にあった老朽ため池(旧三ツ口池)を取り込む形で築造された豊川用水の補助ため池であり、農業用水として周辺農地に最大で毎秒0.36㎥の水を、また水道用水として最大毎秒0.194㎥の水を分水する施設であります。
豊川用水建設の際、不足する揚水量を補うため幹線水路途中に補助ため池を築造し必要な貯水量を確保することとなり、三ツ口池の他に初立地、駒場池の合計3ヶ所の補助ため池が築造されました。
旧三ツ口池は、「江戸時代初期に当時の領主であった吉田藩藩主の命により、付近の原野の開田を進めた際に、その水源として築造されたもの」と伝承されており古い歴史を持つ貯水量約6万㎥堤高約10mの農業用ため池でありました。明治16年には、堤体の嵩上げが行われ地域の水源施設として貴重な役割を果たしていました。
豊川用水による三ツ口池の建設後は、本地域のみならず豊橋市の水道用水の供給源として、また、地域の憩いの場として、多くの人に親しまれながら現在に至っています。
・・・とのこと。
鏡のような三ツ口池の水面には、石巻山を含む弓張山地の山塊がくっきりと映り、山頂のずっと左、西の方角には「ナツメ別館」もちょっとだけ見えていました。
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