春から初夏への秋葉山⑬―新茶の芽吹き
秋葉山表参道を歩き、春から初夏へと季節が移り変わっていることを一番感じさせてくれたのは新茶の芽吹き。現在、秋葉山で茶の栽培をしている茶園があるわけではありませんが、かつて営業されていた茶屋の周辺では茶が栽培されていたのです。
「富士見茶屋」跡だけは半壊した建物が残っていますが、「十八丁茶屋」は石垣だけ。秋葉山の急傾斜の斜面に石を積み上げて平地を造り、そこに茶が植えられていたとのこと。そして、尾根筋にあった「富士見茶屋」跡の周辺もかつての茶園跡。
「富士見茶屋」跡にはサンショウの木も残され、陽射しを浴びたサンショウの芽(木の芽)が明るく輝いていました。芽を千切ってはみませんでしたが、見ているだけでも爽やかな香りが漂って来るようでした。
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