豊川稲荷で干支「辰」探し③―大本殿の「龍」
妙嚴寺を右手に見て参道を進むと、正面にあるのが入母屋造、軒唐破風の豊川稲荷大本殿。ここにも、「龍」の彫刻が。鳥よけのネットに覆われていますので、見えにくいのですが、雲の上の「龍」です。
「龍」は水に潜み、空へ昇り、空を飛んで雲を起こし、雨を呼ぶ霊力があるとされる空想の霊獣。空に浮かぶ雲を「龍」に見立てたのかも知れませんが、雨は稲作などの農業には欠かせない天の恵み。
寺社で見かけることが多い「龍」には、火災除けの願いも。もちろん、「龍」に任せるだけでは火災を防ぐことはできません。私たちが注意を払い、普段から「火の用心」を心がける努力を怠ってはなりません!
・・・と、大本殿の「龍」が語り掛けているようでした。
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