♪は~るが来~た秋葉山⑫―斑模様
杉やヒノキの人工林に覆われた秋葉山表参道からは、送電線鉄塔のある限られた場所でしか見晴らしが効かず、ほとんどが薄暗い山道です。しかし、これまでに何度も紹介して来ましたが、わずかな木漏れ日が道の上に描く斑模様は、見飽きることがありません。
秋葉寺の仁王門周辺も境内も、自然が描いた斑模様。いくら頑張ったって、私たちが描く絵では敵いっこありません。何の意図もなく作為もない、光と影が描く模様。光を透かす木々の枝や葉はかなり高い墓所ですから、斑模様には「無」しかありません。
そんな木漏れ日の斑模様を眺めながら、1歩1歩また1歩。何も考えずに歩いているつもりだったのですが、腕時計に目をやると、もう午前11時40分。昼前に到着するには、少しスピードを上げなくてはいけません。
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