1年ぶりの開催、津倉家見学会⑤―静岡県文化財保存協会
静岡県文化財保存協会の人たちは、17日(日)に県内各地から津倉家を訪れてくれました。それは、もちろん、私たち「みんなと倶楽部 ⚓ 掛塚」が旧津倉家住宅の掃除や草取りなどの管理や見学会にとどまらず、かつて掛塚湊として栄えた町の歴史を掘り下げ、地域おこしに活用している活動を正しく評価していただき、「ふじのくに文化財保存・活用推進団体」の認定を受けたため。
津倉家を見学していただいた後には、掛塚の町あるきもしていただき、「遠州の小江戸」と呼ばれたあの頃の面影が残る掛塚の魅力を感じていただきました。
掛塚湊から運搬されたのは、天竜川を筏に組まれて流れ下った木材。その木材を角材や板に加工する製材業、製材に欠かせない鋸づくりなどの産業も栄え、船乗りや船大工、良材を加工した大工や建具屋、繁栄の地にはありがちな花街も。掛塚にはまだまだ富の証でもある蔵もたくさん残されています。
そんな町全体の保存・活用を進めることが、私たち「みんなと倶楽部 ⚓ 掛塚」に課されたテーマ。「ふじのくに文化財保存・活用推進団体」に認定されたのを責任と考え、さらに1歩、また1歩、前へ前へと進みたいと考えています。
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