2021年、真夏の佐久間へ⑤―今田のケルンコル
「新・浜松の自然100選」の指定名は「ホウジ峠の中央構造線」。「佐久間民俗文化伝承館」が閉館されて以来、ホウジ峠に立ち寄る人の数はグンと少なくなっていると思います。ホウジ峠より北東に見下ろす谷が中央構造線。正面に見えるのが「今田のケルンコル」と呼ばれている断層谷です。
左の写真は沢井から見た「今田のケルンコル」。ホウジ峠からでは見にくかったケルンコル(断層谷)が、ここからなら手に取るほどの近さで確認することができます。
私が立っている足元の岩石は、中央構造線外帯(三波川変成帯)の結晶片岩。そして、対岸の山は中央構造線内帯(領家変成帯)の花崗岩質の圧砕岩。中央構造線を目の当たりに確認したいのなら、沢井をお勧めしたいと思います。
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