牧之原市・石雲院を訪ねる①―山門
曹洞宗のお寺、龍門山石雲院があるのは牧之原市。富士山静岡空港に隣接してあり、巨大な山門や手の込んだ彫刻が見られる寺と聞き出かけました。
石雲院は康正元年(1455)創建。全国に約800の末寺を持つお寺で、榛原地域を支配した勝間田氏の菩提寺。創建当時の山門は、天保11年(1840)に焼失し、現在も残る山門は同15年(1844)に再建されもの。日光の陽明門を模したとのことで、総欅造りの重層八脚門ですが、とにかくその大きさにはビックリです。
2層の軒下を見上げると、手の込んだ組物や放射状に組まれた二重垂木が美しく、ただ大きいだけではなく、迫力の上に美しさも兼ね備えた市指定文化財です。
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