菊川・黒田家代官屋敷を訪ねる④―水濠とサッパ船
黒田代官屋敷は、三方を水濠に囲まれた、いわゆる平城式環濠館。しかも、長屋門脇にはサッパ船が残されていることからも分かるように、水濠には船着き場と称する跡もあります。
実は、黒田家があるのは菊川と牛淵川とに挟まれた中州地帯。かつては、どちらかの川、あるいは両方の川と水濠がつながり、太平洋に達する交易の水路となっていたのかも知れません。ただし、現在は水が淀み、濁っていました。
黒田家が所蔵する鎧兜や武具等、生活にまつわる陶磁器や調度品などは「黒田家代官屋敷資料館」に展示されていました。
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