東海道・鞠子宿を歩く④―辰石と「戦捷紀念」の碑
「丁子屋」の前には、「辰石」と名づけられた石が置かれていました。「辰石」の解説看板によれば・・・
徳川家康公は駿府城築城にあたり、その石垣は丸子など近在より集めたと伝えられる。
この石もその一つで、丸子舟川より運び出されたが三百七十余年間目前の旧東海道の下で眠っていたが去る丙辰(一九七六)正月電話ケーブル埋設工事の際掘り出されたもので辰年にちなみ龍が爪あと(くさび割りあと)を残して天に昇った
丸子の縁起ものとして辰石と名付けました。店主
くさび痕が残る石は玄武岩でしょうか?
「皇紀二千五百九十九年紀元節建之 静岡市丸子一丁目青年會」と刻まれたコンクリート柱は、皇紀2599年(昭和14年、西暦1939年)の建立。柱の表側には、「日支事變戦捷紀念」と刻まれていたようですが、白く塗られ、文字が消されていたのかも。
側面の3ヶ所には穴が開けられていましたので、何処か別のところから移設されたもののようでした。
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