葦毛湿原の秋の花⑥―キセルアザミとノダケ
北遠の山で咲く「絶滅危惧種」ワタムキアザミに似て、横向き・下向きに花を咲かせているアザミは、湿地を好むキセルアザミ。名前の由来は、花の付き方が煙管の雁首に似ているから。湿地に生えることからサワアザミ(沢薊)、若葉を食用にすることから、真のアザミという意味でマアザミ(真薊)とも呼ばれています。
セリ科シシウド属の暗紫色の花はノダケ。同じ仲間では白い花がほとんどですから、ノダケの花の色は特殊で目立ちます。でも、出会った時には何だか分からず、とまどいました。
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