木曽路・奈良井宿を歩く⑨―日本一長い宿場町
奈良井宿は中山道67宿中(東海道と重なる2宿を足せば69宿)、江戸から数えて34番目。木曽11宿の中心であり、標高940メートルの最も高い位置にあります。約1キロ続く奈良井宿は「日本一長い宿場町」とも言われ、かつての賑わいを表す言葉としては「奈良井千軒」とも。
だから、観光パンフレットも案内看板もこんなに横長です。
今も当時の宿場町の面影を色濃く残した町並みは、平成、昭和、大正、明治と遡り、まるで江戸時代にタイムスリップしたような風情です。そんな奈良井宿の維持・保存には、地元の人達による努力があったのはもちろんのこと。その努力が評価され、昭和53年(1978)に国の「重要伝統的建造物保存地区」に指定されました。
テレビや映画の時代劇でしか見ることがない木造建造が長く長く続く町並み。Tシャツにズボン、ウォーキングシューズ姿で歩く私に、違和感を感じるほどでした。
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