木曽路・奈良井宿を歩く⑥―杉並木と二百地蔵
次に立ち寄ったのは「杉並木」と「二百地蔵」。「杉並木」は旧中山道の名残です。
案内看板のイラストマップで見るとそんなに遠くはなさそうですが、実際に行ってみると、思ったよりも遠いなんていうことはよくある話。八幡神社の石段を登り始めたところで、下りて来る外国人家族の旅行客と出会いましたので、「Far from here?」と尋ねてみました。
返事は「He is my son. His beard is black. But my beard is white.」と答えてニッコリ。私は、beard(ヒゲ)のことを聞いたつもりはありませんでしたが・・・。結果としては、石段の途中を右に曲がったところが「杉並木」で、「二百地蔵」はすぐ先でした。
お堂の中には地蔵尊が祀られていましたが、「二百地蔵」と呼ばれている石仏の多くは舟型光背の観音像。「西國三十三所霊場」と刻まれた石塔も建てられていましたので、中山道奈良井宿の各所にあった「西國三十三所霊場」の本尊を1ヶ所に集めた場所だったようです。
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