木曽駒ヶ岳・夏の高山植物探訪㉙―コタヌキランとカンスゲ
コタヌキランは雌花の穂が上に雄花が下に着きます。受粉が終り、雌花の穂が茶色に大きくなると下向きに垂れ下がり、まさに狸の尻尾のよう。細い茎では、重い花を支えるのは無理ですね。
名前にラン(蘭)と付きますが、もちろんラン科ではなくてカヤツリグサ科です。
珍しくもありませんが、カンスゲもカヤツリグサ科。カンスゲ(寒菅)の名は、冬になっても枯れずに常緑のままだから。雪に覆われる千畳敷に育ち、寒い冬をやり過ごす逞しさは、まさに「完スゲ~ッ!」。
・・・ですね。
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