木曽駒ヶ岳・夏の高山植物探訪⑧―ミヤマクロユリ
一見クロユリのようで、途中で声を交わしたトレッキング客たちも「クロユリ」と呼んでいましたが、正確にはクロユリの変種のミヤマクロユリ。クロユリほど真っ黒な花の色ではありません。
花は2輪咲いているものもあれば、1輪だけのものも。下を向いて咲き、決して目立つ花ではありませんが、ミヤマクロユリを探すトレッキング客は多くいました。私が見つけたミヤマクロユリは、撮影しやすい高さで咲いていましたので、花の内側もしっかりと写すことができました。
ミヤマクロユリの雄性期
ミヤマクロユリの両性期
さらに、クロユリの仲間の花には雄花と両性花があるということで、左の写真が雄性期の花。やがて花柱が伸び出し、柱頭を3裂させて受粉態勢に入ります。
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