木曽駒ヶ岳・夏の高山植物探訪⑥―ミヤマキンバイとシナノキンバイ
「乗越浄土」へと向かう「八丁坂」の登山道周辺は高山植物の宝庫。夏には一斉に花を咲かせますので、登山客だけにとどまらず、私のように花を見るのを目的としたトレッキング客を含め道は大渋滞しています。
木曽駒ヶ岳だけにとどまらず中央アルプスを構成する主要な岩石は花崗岩。地表に転がっている花崗岩は、千畳敷カールと同じように、氷河期の氷の凍結破壊作用によって割られたもの。花崗岩の散らばる白っぽい山肌には、黄色の花が目立っています。
ミヤマキンバイ
シナノキンバイ
ミヤマキンバイとシナノキンバイはどちらも「金梅」名付けられていますが、ミヤマキンバイはバラ科キジムシロ属で、シナノキンバイはキンポウゲ科キンバイソウ属。花の色だけ見ればそっくりなんですが、葉の形が違います。
ミヤマキンバイとシナノキンバイ―写真を撮る時には、そこまで見分けてはいませんでしたけどね・・・。
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