村山浅間神社を訪ねる⑦―大スギとイチョウ
村山浅間神社にある大スギとイチョウはともに、県指定天然記念物。先に指定されたのは昭和31年(1956)5月24日の「村山浅間神社の大スギ」、「村山浅間神社のイチョウ」は昭和43年(1968)7月1日の指定となっています。
「村山浅間神社の大スギ」村山浅間神社の御神木と称される巨木である。樹勢は盛んであるが、中心部に高さ八メートルにおよぶ大きな空洞があり、そのためか近年南側の枝に衰えがみえてきた。境内の多くの杉の中で最大のもので、いつの頃か、だれかれとなく大スギと呼ばれ、人々に親しまれている。
「村山浅間神社のイチョウ」イチョウの老樹で、「乳」と呼ばれる大きな気根(乳状下垂)の発達が著しい。その数は約七十、最大のものは径三十センチ、長さ二メートルに達している。地元では「乳」の先端に針をさすと、妊産婦の乳が出るようになると言われている。またウロの中には以前大日如来がまつられていたといい、今でも祭りのときにはしめ縄をはる。
杉もイチョウも長寿の樹。杉は建築材料として植えられたものだったのかも知れませんが、イチョウは大きく枝を広げ、秋に黄色く色づく樹姿が好まれたのでしょう。
でも、落ち葉の掃除が大変そう・・・。
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