村山浅間神社を訪ねる⑤―「登岳三拾三回大願成就」の碑
村山浅間神社の境内に建てられていた「登岳三拾三回大願成就」の碑に目が止まりました。しかも、碑には「遠江国磐田郡福島村中嶋」「大先達 佐藤八代 六十四才」とも。「遠江国磐田郡福島村中嶋」は、現在の磐田市福田中島です。
「福島村」があったのは明治22年(1889)~大正15年(1926)ですが、「磐田郡」となると明治29年(1896)以降。富士山に33回登拝したことを記念して建てられた碑です。
そして、もう1つ「紀念碑」は「遠州金谷町金龍講 大先達 木田小(?)平」。こちらもいつ頃建てられたものかは確認して来ませんでしたが、人々が富士登山ではなく登拝を重ねていた時代が感じられる2基の碑でした。
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