梅雨入り前の観音山に登る⑤―「星のひろば」
「星のひろば」までは、ほぼ直登の道。途中にはシブカワツツジの花が咲き、オナガアゲハが吸蜜に訪れていました。
シブカワツツジは浜松市と合併する前の引佐町の「町の花」。つまり、カンラン岩が風化して出来た蛇紋岩が引佐町の広域に露出していることの証。静岡県の天然記念物に指定された時期としては、「渋川つつじ公園」より渋川温泉に近い大平の「渋川ツツジ群落」の方が先だったのです。
「星のひろば」は少し開けた草原。きっと、林間学校で「県立観音山少年自然の家」を訪れた子供たちがナイトウォークで登り、星空を眺めるのでしょう。登って来た側を振り返ると、新緑の木々の間から都田ダムで堰き止められて出来た「いなさ湖」が見えました。
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