春のご近所さんぽ④―アマナ
アマナはユリ科アマナ属ですが、野生のチューリップと言ってもよいくらいにチューリップに似ていますので、学名も「Tulipa」。「甘菜」と書かれるくらいですから、かつては百合根同様、その球根を食用として利用していました。
・・・と言うことは、人々の暮らしの近くで植えられていた可能性もあるのですが、現在、野生のアマナは全国22都府県で絶滅危惧種の指定を受けるほど数を減らしています。
今はまだ花を見つけることができましたが、周囲の草丈が高くなると埋もれてしまい、見つけることは困難。早春の今頃だけ出会うことができる、いわゆるスプリング・エフェメラルの儚い植物です。
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