日坂宿「川坂屋」を訪ねる④―松竹梅の透かし彫り欄間
日坂宿「川坂屋」を外側から見上げると、2階の軒下に透かし彫りの欄間があることが分かります。透かし彫りの絵柄は竹と松とを左右2枚の梅が挟み、4枚合わせて松竹梅。
「川坂屋」は西向きに建てられていますので、秋から冬にかけての夕方になると、この透かし彫りに日が当り、透かし彫りを抜けて届く光が室内に松竹梅の絵柄を描き、幻想的な光景になるのだそうです。
自然の光と職人の技との協働。もちろん、その美しさを愛でる人の心がなければ、松竹梅が光り輝くことはありません。
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