「天の宮 神のみまへにかしこみと 千とせさもらう 竹柏の大樹は」
佐佐木信綱とは明治5年(1872)、三重県鈴鹿生まれの歌人、国文学者。解説によれば、「昭和二十九年四月、歌人佐々木信綱博士は、父弘綱が竹柏の二葉を合わせれば丈夫も割き難いのを、師弟共研の象徴とし、かつ博士自身も竹柏園を号するゆかりで、当社に詣で 天の宮神のみまへをかしこみと千とせさもらう竹柏の大樹は と詠じた」とあります。
森町の「天宮神社の竹柏」は、佐佐木信綱にもゆかりのあるナギの木。鉄の支えに寄りかかってはいますが、まだまだ長生きできそうです。
歌碑の隣りには、ツクバネウツギが蕾を付けていました。このツクバネウツギは「佐佐木信綱博士の晩年の旧宅である熱海の凌寒荘(りょうかんそう)より枝を分けていただき育てた木です。」とのことです。