旧田代家住宅を訪ねる⑨―「松に鷹」の欄間と虫籠窓

AKG(秋葉観光ガイド)の斉藤さん

2017年04月16日 04:47

 12畳半の座敷と床の間が設けられた10畳の奥座敷との間には、大きな欄間があります。この欄間の「松に鷹」にはどんな意味があるのでしょう?





 田代家の土蔵の鬼瓦を見上げると、そこには田代家の家紋「丸に違い鷹の羽」が。つまり、左右1対の鷹は、田代家の家紋「丸に違い鷹の羽」に因むものと思われます。

 座敷の天井は高く、2階に部屋はないはず。しかし、外から見ると、主屋は切妻の総2階建てに見えます。座敷の上に当たる部分の外壁は黒漆喰で仕上げられ、「虫籠(むしかご)窓」と呼ばれる縦格子の窓が。

 構造的に開閉はできず、雨風が吹き込みます。「虫籠窓」の中はどうなっているのでしょうか?

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