12畳半の座敷と床の間が設けられた10畳の奥座敷との間には、大きな欄間があります。この欄間の「松に鷹」にはどんな意味があるのでしょう?
田代家の土蔵の鬼瓦を見上げると、そこには田代家の家紋「丸に違い鷹の羽」が。つまり、左右1対の鷹は、田代家の家紋「丸に違い鷹の羽」に因むものと思われます。
座敷の天井は高く、2階に部屋はないはず。しかし、外から見ると、主屋は切妻の総2階建てに見えます。座敷の上に当たる部分の外壁は黒漆喰で仕上げられ、「虫籠(むしかご)窓」と呼ばれる縦格子の窓が。
構造的に開閉はできず、雨風が吹き込みます。「虫籠窓」の中はどうなっているのでしょうか?