旧幡豆郡一色町を歩く③―龍虎の三州瓦
「
家康ゆかりの岡崎を歩く㉔」でも紹介しましたが、「三州瓦」の名で知られる瓦製造は三河地方の伝統産業。赤羽別院親宣寺(あかばねべついんしんせんじ)の巨大な山門にも、興味深い瓦がありましたので紹介します。
1つ目は、岡崎で見たのと同じ虎。そして、2つ目は龍。虎と龍、龍と虎は、「龍虎相搏つ」などのように、実力が伯仲する英雄や豪傑を表すとされてはいますが、おそらくここではともに火災や台風などの災害から親宣寺を護る意味と思われます。
それにしても、どちらもかなり繊細な造り。「三州瓦」の技術の高さが表れています。
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