本宮山山頂・砥鹿神社奥宮を訪ねる③―「大福釜」と御神木
その先を下りると参拝者休憩所の建物があり、その前に大きなお釜が置かれていました。この釜の横には「大福釜」の名札が建てられ、「平成九年夏」とも。砥鹿(とが)神社では、毎年1月15日に、27種類の農作物・海産物の名前を彫った竹管を入れてかき混ぜ、中につまった粥の量からその作物の出来不出来を占う「粥占祭」が開催されているとのことでしたので、その時に使われた釜かとも思ったのですが、この釜は地元の鋳造所が奉納したもの。
そして、「本宮山天狗の寄木」とも呼ばれている御神木は、樹高30メートル、根回11メートル。「砥鹿神社奥宮(本宮山)の社叢」は愛知県指定天然記念物ですが、御神木の杉は樹齢1000年とされる古木。曲がりくねった幹や枝を見上げてはみたのですが、残念ながらそれらしい写真は撮れませんでした。
関連記事